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ALSOK 中~大規模施設向けのセキュリティシステム新モデルを発表
2014.06.23 14:38
画像撮影機能を追加し現場の状況を記録
ALSOK(東京都港区)では、従来の警備機能に加えて導入企業の出退勤管理や画像撮影機能による業務管理・労務管理をサポートする中~大規模施設向けのセキュリティシステム「ALSOK-FM(ファシリティマネジメント)サポート」の提供を、5月30日より開始した。
同社では以前より、画像監視と情報提供サービスを組み合わせた警備・管理システム「ALSOK-GV(ジーファイブ)」を事務所・店舗などの施設向けに展開してきた。同システムでは、施設内に設置された画像センサーが侵入者を検知するとインターネット回線を通じて画像がリアルタイムで同社の画像情報センターに送られる。画像情報センターでは画像を確認しながら同社スタッフが音声による警告や現場への急行指示などを行い、指示を受けた同社のガードセンターから警備隊員が現場に駆けつける。この他、同システムではカメラ付非接触カードリーダーを活用し、警備および社員の出退勤、室内への出入りを管理することが可能で、これらの管理情報はウェブ上で閲覧することができる。また、退出時に警備セットを忘れてしまった場合のメール通知サービスや、パソコンや携帯電話から遠隔で警備操作を行うウェブ遠隔制御サービスなど、施設の防犯や業務効率化に貢献する様々な機能を備えている。
今回販売を開始した「ALSOK-FMサポート」では、「ALSOK-GV」で利用者から好評であった前述の様々な機能に加え、画像センサーで捉えた画像を撮影できる機能を追加。また、不審者の侵入などがあった際に、画像センサーがその状況を鮮明に記録することが可能となった。同社営業推進部の福田貴一氏は新システムの特徴について次のように話す。
「『ALSOK-FMサポート』は防犯面での高い有用性を持つだけでなく、企業や店舗の勤怠管理を正確に行うことで業務の効率化や内部統制の強化にも貢献します。複数の企業や店舗が入居するテナントビルでは、各テナントによって営業時間など就業の状況は異なります。『ALSOK-FMサポート』では個別で異なる就業の実態に合わせてシステムをカスタマイズすることができます。従来モデルからのバージョンアップも対応可能ですので、今後は新規顧客の開拓のほか既存の顧客に対しての訴求を積極的に行う考えです」