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国土交通省 建築物防災週間に各種調査を実施
2014.08.04 14:36
アスベスト・外壁落下等の対応を公表
国土交通省は28日、建築物防災週間において行った各種調査結果を公表した。今年3月1日から7日までの建築物防災週間において実施された調査は「民間建築物における吹付けアスベストに関する調査結果について」、「既存建築物における窓ガラスの地震対策に関する調査結果について」、「既存建築物における外壁材の落下防止対策に関する調査結果について」、「既存建築物における広告板の落下防止対策に関する調査結果について」の4項目。
この中で「民間建築物にける吹付けアスベストに関する調査」は、昭和31年から平成元年までに施工された民間建築物のうち、大規模(概ね1000㎡以上)な建築物を対象に実施された。調査対象となる建築物の数は全国で27万910棟、調査報告のあった建築物の数は23万4843棟であった。調査結果によれば、露出してアスベストの吹付けがされている建築物の数は1万5750棟。指導により対応済みの建築物の数は1万1107棟となった。
国土交通省では今回の調査結果に対する今後の対応として、吹付けアスベストに関しては吹付けが露出している建築物の所有者等い対し、除去、封じ込め、囲い込みの対策について指導するよう地方公共団体に要請するとしている。