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阪急不動産 全国初!全戸にエネファーム導入
2014.08.25 11:11
阪急不動産(大阪市北区)は22日、神戸市西区で分譲予定のマンション「ジオ西神中央」のモデルルームを9月下旬にオープンすると発表した。
「ジオ西神中央」は神戸市営地下鉄「西神中央」駅から徒歩4分に位置する総戸数205戸の分譲マンション。平成25年度「第2回国土交通省・建築物省CO2先導事業」に採択され、全国で初めて大阪ガス(大阪市中央区)のエネファームtypeSを全戸に採用。クリーンな都市ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させることでエコな電気を生み出すことが可能だ。同マンションにおいて年間約1・4トンのCO2排出量を削減できる他、停電時の自立運転や発電時に発生した熱をお湯に転化する。入居者がエネファームを利用することで年間光熱費が約30%下がる。
また、Low―E複層ガラスをはじめ、HEMSや節水対策、躯体の断熱を行うことで低炭素建築物認定を取得。電気自動車の充電コンセント、共用部・専有部のLED照明の設置等を導入したことで、神戸市建物総合環境評価制度でAランクとなった。また、マンション屋上に設置する太陽光発電パネルで発電した電力を売電し、得られた収入で入居者のエコ啓蒙活動費用(環境・防災教育)に充てる等の取り組みを予定している。