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総合地所 分譲マンション開発 蕨市と官民連携協定を締結
2014.08.25 11:09
総合地所(東京都港区)は22日、同社が開発する新築分譲マンション「ルネ蕨ガーデンシティ」に関して、埼玉県蕨市と「『コンパクトシティ蕨』将来ビジョンの推進に関する官民連携協定(マンション建設に係るまちづくり協力協定)」を締結したと発表した。
同協定は、市政運営の基本指針である「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンに掲げるまちの将来像「安心とにぎわい みんなにあたたかい 日本一のコンパクトシティ蕨」の実現に向け「みんなで未来の蕨を創る」をまちづくりの理念として推進する蕨市と、「街と暮らしと未来のために」を企業スローガンに掲げ、地域・市民に貢献するマンションづくりを目指す総合地所の理念が融合。行政が推進する市政運営の基本指針の趣旨を、民間の分譲マンション開発事業者が反映し、事業を展開するという今後の官民連携事業のモデルを目指した取り組みである。
連携するのは防災・子育て・住環境・コミュニティの4分野。防災面では非常時や災害時への備え等、地域の防災・防犯に貢献できるマンションを計画。また敷地内に認可保育園を誘致するなど子育て支援にも注力する。住環境においては緑地環境を整備するなど、快適かつゆとりのある空間を創造する。また、入居者世帯が町内会に入居し、地域コミュニティの一員として周辺住民との連携を図っていくという。