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住友林業 ワイン醸造工場と人材育成所を着工

2014.08.25 11:05

 住友林業(東京都千代田区)は、日本ワイン農業研究所(長野県東御市)が地域農家のぶどうを使用するワインの醸造工場とワイン醸造のプロフェッショナルの育成をめざし設立する「千曲川ワインアカデミー」が入る施設「千曲川ARCワイナリー」の施工を今年7月の一般競争入札により受注し、8月20日に本体着工したことを発表した。
 エッセイストで著名な玉村豊男氏が経営する日本ワイン農業研究所は6次産業化を目指す総合化事業計画認定事業者として農林水産省より認定されており、同氏が平成16年より経営している「ヴィラデストワイナリー」や信州うえだ農協の子会社等の出資により平成26年3月に設立された。
 同施設は、地域農業を後押しすべく、地域のぶどうを使用したワインの醸造と醸造技術や醸造所経営の知識を持つ人材を育成するための場として建設されるもので、同施設に関わる事業費用は6次産業を進める狙いで国などが設立した官民ファンドである「農林漁業成長産業支援機構」などが出資予定。
 この取り組みには、高品質で特色のある信州産のワインを醸造する小規模ワイナリーを県下各地に増やし、上質なワインの生産地を形成するとともに、観光業をはじめとする経済活動の活性化を促すなど、「信州ワインバレー構想」を牽引する役割が期待されている。




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