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東京都港湾局 MICE拠点化推進事業の補助対象事業を選定
2014.09.08 15:54
東京都港湾局は3日、「東京都臨海副都心MICE拠点化推進事業」の平成26年度補助対象事業を選定したと発表した。「MICE」とはMeeting(企業等の会議)、Incentive travel(報奨・研修旅行)、Convention(国際機関等が行う会議)、Exhibition(イベント、展示会)の4つの単語の頭文字を取ったものである。港湾局では平成24年度より臨海副都心をMICE・国際観光の一大拠点として発展させる取り組みとして、臨海副都心のMICE・国際観光拠点化に効果が高いと認められる民間事業者の事業を補助する「東京都臨海副都心MICE拠点化推進事業」を実施している。 平成32年に開催されることになった東京オリンピック・パラリンピックでさまざまな競技が予定されている臨海副都心には、開催中とその前後の期間に国内外の多くの観光客が訪れると予想される。そこで、今年度は「国内外からのお客様に何度も足を運んでいただけるような魅力的なまちづくり」をテーマにしていて、「日本初のシンボルプロムナード公園でのウィングレット共同利用サービス」や「アジア初の屋外でのインタラクティブイルミネーション」などの臨海副都心でしか提供できない特別な体験や、誰でも観光情報などに手軽にアクセスできる「公共スペースでの無料Wi―Fi環境の拡充」などを今年度の補助対象事業に選定している。 今年度の同事業は11件の申請を受け、うち1件は辞退したが、10件は総額2・8憶円の交付を受けた。