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YKK AP 高断樹脂窓「APW330樹脂スペーサー仕様」追加販売

2014.09.22 13:18

 YKK AP(東京都千代田区)は18日、高断熱樹脂窓「APW330」に樹脂スペーサー仕様を来月16日より追加発売することを発表した。昨今の電力需給問題による全国的な省エネ意識の高まりや、住宅の断熱性能と健康との関わりを指摘する研究も増えるなど、一層の断熱性能の向上と樹脂窓に対する需要が高まっていた。
 同社が発表した「APW330樹脂スペーサー仕様」は複層ガラスのスペーサーに「樹脂スペーサー」を採用した新商品となる。断熱性能とガラスまわりの防露性が向上したことで、アルミスペーサーを使用した既存の「APW330」と比較すると断熱性能が約13%アップし、結露の発生もより一層抑制できる。同社は「APW330」の販売が好調な中で顧客ニーズの高いボリュームゾーンにおける商品ラインアップの強化を図っていくとしている。
 今回発表された「APW330樹脂スペーサー仕様」の特徴として、高い断熱性能や防露性能、高断熱化と健康を挙げることができる。同社の試験によれば、樹脂スペーサーの採用によりアルミスペーサーを用いた従来の「APW330」と比べると断熱性能が約13%向上している。また、高い断熱性能による年間での冷暖房費およびCO2排出量は東京周辺においてアルミ窓と比較して約29%削減することができる。また同製品はガラスまわりで最も熱に弱い部分を断熱性の高い樹脂にすることで結露発生の抑制に効果を発揮する。これによって、咳やぜんそくなどの呼吸器系疾患の原因にもなるカビやダニの発生を防ぐ。高断熱化を図ることは健康状態の改善にもつながるとしている。




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