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東京都都市整備局 「田町駅・品川駅周辺町辺まちづくりガイドライン2014」を策定
2014.10.06 12:02
東京都都市整備局は先月22日、「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」を策定した。 同地域では羽田空港の国際化やリニア中央新幹線等の広域交通の整備、都心及びその周辺での機能集積など状況の変化がある。このような変化に対応する都市づくり進めるため、新たなビジョンが必要となった。同ガイドラインは7月の「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014(案)」に都民の意見を踏まえたもの。
都市整備局は「品川」駅・「田町」駅周辺地域の将来像について、「これからの日本の成長をけん引する国際交流拠点・品川」をテーマにしている。その内容は、国内外のビジネスパーソンの活力にあふれる最も進んだビジネスのまち、文化面での交流、世界に向けた次世代型の環境都市づくりの3点を目指すものとなっている。この将来像の実現のために世界から人と企業を集めるべく、企業誘致・MICEプロモーション、外国人にとっても住みやすくするための居住・滞在環境の整備、「品川」駅の再編や新駅の整備などによって広域アクセス性の効果を最大化する駅機能の強化など、7つの戦略を掲げている。個別地区におけるまちづくりの方向性としては、「品川」駅北周辺地区では「先進技術と国際文化等の交流する国際的な拠点の形成」を掲げる一方、芝浦水再生センター地区では「環境都市づくり、緑豊かなオープンスペースの形成」を掲げている。
同地域は今後、大手町・丸の内・有楽町に並ぶ拠点を目指すとともに、国内外のグローバルな成長企業による活力とそれを支えるライフスタイルの創出等により「これからの日本の成長を牽引する拠点」を目指す。