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大和ハウス工業 山口県防府市に工業団地を造成

2014.10.06 11:45

 大和ハウス工業(大阪市北区)は9月25日、山口県防府市と日本たばこ産業(東京都港区)の防府工場跡地での工業団地造成に伴う協力協定書を締結した。
 同地では明治42年から平成24年3月末までの103年間、「たばこ原料工場」として稼働していたが、たばこ製造中止に伴い、工場閉鎖となった。その後、大和ハウス工業が日本たばこ産業に土地を一括購入し、工業団地として分譲することの申し出を行った。その結果、平成26年8月29日、大和ハウス工業と日本たばこ産業で土地売買契約を締結し、工業団地を開発することになった。
 今回開発が予定されている「防府テクノタウン」は、総事業面積は約14ha、売却予定面積は約13haを予定しており、企業の製造施設、物流施設、研究所など事業展開に沿った大型施設をはじめ、エリア拠点の新設などが可能な団地となる予定。なお、経済産業省の向上立地動向調査において、山口県の平成25年における工場立地件数の前年比増減は、全国第3位となっている。  また、同工業団地は、6km圏内にブリヂストン(東京都中央区)の防府工場やマツダ(広島県府中町)の防府工場・中関工場などが集積しているため、各関連企業の誘致として最適な場所となっている。さらにJR山陽本線「防府」駅から約3・7km、山陽自動車道「防府東IC」から約5・8kmと中国地方や九州地方へアクセスしやすい場所に位置している。あわせて、重要港湾に指定された三田尻中関港にもアクセスしやすいため、工業団地を開発する場所として優れた立地特性を有している。




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