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東芝キヤリア 「スーパーパワーエコゴールド」等のシリーズを12月より発売
2014.10.13 10:12
東芝キヤリア(川崎市幸区)は、店舗・オフィス用の天井カセット形4方向吹き出しタイプの室内ユニットと、省エネ形室外機「スーパーパワーエコ」シリーズをフルモデルチェンジした、「スマートカセット」及び「スーパーパワーエコ ゴールド」シリーズを12月4日より販売を開始する。
同製品は3つの特長がある。室内ユニットへのフラット直線的な天井パネルデザインの採用により、天井パネルの凹凸や曲線的な形状が天井にもたらす違和感を極力減らした「スマート・スタイル」。天井パネルの厚さで業界最薄の30mmを実現するとともに、フラップ閉時の吹き出し口の開口率をわずか9%に抑えることで余分な陰影を減らし、より鮮やかな白色を採用することで白色の天井面により一層馴染み、建築デザインとの融和と快適な色調空間を創造する。また、真下への風落ちを防いで体感温度低下を防ぐ、新「2枚翼フラップ」を今回初めて採用。ラップ内側の「2枚翼形状」と「L字型形状リブ」による気流コントロールで、天井汚れも抑制する。
室内ユニット熱交換器表面の親水性を長時間維持し、熱交換器フィンとフィンの間に付着する汚れを冷房運転中の結露水で洗い流す「アクア樹脂コーティング熱交換器」と冷房運転停止後に室内ユニット機内の湿度を低下させる「乾燥運転」を搭載した「セルフクリーン機能」を従来機種より採用。新たに、冷暖房運転停止後、熱交換器に残った結露水と一緒に洗い流される油・汚れを吸い出すとともに、室内ユニット内の汚れた残留水を半減する機能を追加搭載した「新セルフクリーン機能」を採用し、購入後のメンテナンス性を向上させた。新熱交換機・新ターボファン等の採用でエネルギー消費をセーブし、全機種平成27年省エネ法APF基準値をクリアしている。
商品化の背景には地球環境保護の観点からCO2排出量削減のため、世界的に省エネが最優先で取り組むべき課題となる中で、店舗・オフィスの使用電力総量の約5割を空調が占めており、業務用エアコンにはより高い省エネ性能が求められていた。