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エプソン販売 月1万円の画期的プリントサービス提供開始

2014.11.24 16:41

 多くの企業が日常の業務において使用するコピー機。現在ではコピーだけではなくファクスなど様々な機能を備えた複合機が一般的となっているが、通常これらの機器は販売店とリース契約を結び、印刷した枚数に応じて月々の料金を支払うという形態となっている。だが月々の利用料金を正確に把握しているのは企業の総務担当者など一部に限られており、全ての社員が月々のコピー等にかかる料金を把握しているわけではない。このため、コスト削減の余地があるという認知は低いのが現状だ。
 セイコーエプソンの販売会社であるエプソン販売(東京都新宿区)では、企業のコスト削減に大きく貢献する新しいプリントサービス「スマートチャージ」の提供を、本年8月より開始した。この新サービスは、通常リース料やインク・トナー代、保守・メンテナンス料金といったコピー機のリース契約の際に様々な費用が発生するのに対し、イニシャルコストは不要で、月々のランニングコストは1万円(税別)からという低価格な料金設定のサービスである。同社が販売している最新モデルのインクジェットプリンターがサービスの対象となっており、最もベーシックなプラン「スタンダードB」ではモノクロ2000枚、カラー600枚までの印刷枚数であれば月々の料金は1万円。上記の枚数を超過した場合には、一枚あたりモノクロで1・5円、カラーで5円が加算される料金形態となっている。「スマートチャージ」ではカラープリントを多く行う場合や、大容量給紙モデルを使用したプランなど合計4プランをラインアップしており、企業内におけるコピー機の利用頻度に応じて使い分けることが可能だ。
 同社販売推進本部の北村光一氏は「現在オフィスのコピー機として主流になっているのはレーザープリンターで、短時間で多くの枚数を印刷できるなどの長所があり、対して当社が手掛けているインクジェットプリンターは一枚目の刷り上がり速度に優れており、また画質面でも優位性を持っています。オフィス内でも両者を使い分けることが生産性向上につながり、かつ『スマートチャージ』ではインクジェットプリンターのコスト削減に大きく貢献する新しいタイプのサービスといえます」と述べている。




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