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NTT都市開発 銀座一丁目で大規模ビル開発着工

2014.12.01 14:31

開発のキーコンセプトは「開放感」  NTT都市開発(東京都千代田区)は先月27日、東京都中央区銀座1丁目において「アーバンネット銀座一丁目ビル」の新築工事に着手したと発表した。また日本政策投資銀行より「Green Building認証」において最高ランク「five stars」認証を受けている。
 同ビルの建物規模は地上8階地下1階、延床面積1万1879・29㎡(予定)、敷地面積1386・57㎡(予定)。小規模ビルが多い銀座エリアにおいて1フロア約320坪の整形無柱空間を提供する。安全性・快適性とあわせ、知的生産性向上をバックアップするハイスペックビルの建築計画となり、竣工は平成28年2月を予定している。
 開発のキーコンセプトは「開放感」。北側に設けた開口部から安定した自然光を得ることができ、ビル前面に建物がないため眺望良好。東京スカイツリーや隅田川花火大会を望める屋上テラスも備えており、自然光や風を感じるリフレッシュスペースとして機能する。安全面では新耐震基準の1・25倍の耐震強度を誇り、制振ダンパーやヘルスモニタリングシステム、異系統2回線受電、72時間稼働が可能な非常用発電機、災害時72時間トイレ使用可能、災害対策用備蓄倉庫・自動販売機といった貸ビルトレンドに見合ったBCP対策を施している。




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