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京阪電鉄不動産 「京都ならでは」にこだわったマンションブランド展開

2014.12.01 14:12

 京阪電鉄不動産(大阪市中央区)は11月21日、京都エリア限定のマンションブランドとして「THE KYOTO RESIDENCE」を発表した。その第1号物件として「ザ・京都レジデンス 御所西 乾御門」の開発プロジェクトが発表され、今後は京都御所及び平安神宮周辺において計4物件が展開されることになる。
 「THE KYOTO RESIDENCE」ブランドで展開される物件は、京都の美意識を生かした外観デザインを採用し、西陣織の老舗「細尾」の職人とのコラボレーションを実施。また、華道「未生流笹岡」家本の笹岡隆甫氏とのコラボレーションにより、彩の世界観や空気感を演出する。同ブランドは京都市上京区の「ザ・京都レジデンス 御所西 乾御門」をはじめ、同市中京区の「御所南プロジェクト」、左京区の「岡崎冷泉通プロジェクト」、「神宮岡崎公園プロジェクト」が予定されている。
 京阪グループの新築分譲マンション事業は延べ8000戸超の実績を有し、四条河原町や平安神宮など京都エリアの物件も好調のうちに完売している。同社によれば、今後は富裕層をターゲットにした資産性の高い商品クラスの位置づけが最重要テーマになると考え、「京都といえば、京阪」を目指すタイミングとして、付加価値が高く同グループらしさを追求した高額ブランドの開発が急務であると判断したという。




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