週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

山友工業 LED照明事業「イルアート」を展開多彩な光の演出で幻想的な空間を創造

2014.12.08 12:46

 電気や水道、交通網などのライフラインの表示制御機器メーカーとして50年以上に渡り大手電力会社や電機メーカー等をサポートしてきた山友工業(横浜市緑区)。平成17年からは同社の技術を生かしてLED照明事業「イルアート」を展開し、多彩な光の演出で幻想的な空間を創造するだけでなく省エネ・CO2削減などの機能性を併せもつLED照明機器を販売している。
 営業部照明コンサルタントの青木円氏は「東日本大震災の影響でカラフルな演出が控えられるようになり、当社が販売しているようなフルカラー照明を扱うメーカーは減りました。需要が落ち込むこともありましたが業績は好調で関西や九州からの引き合いが多くあります」と語る。
 大半の演出機材メーカーは担当者がヒアリングを重ね、オーナーの意向に沿った照明のプログラミングを組んでいく。そのため完成度は高いが人件費やプログラム費用がかさむ場合もある。一方、山友工業が提案する「イルアート」は、虹色やランダムに色が変化する10種類の演出プログラムが用意され、コントローラーと電源、灯体だけあればどこでも点灯させることができコストも抑えることができる。
 「演出パターンは10種類ですが速さや明るさを調節することで幅広いバリエーションを出すことができます。テナントビルにも施工させていただいておりますが、外壁をライトアップすることで周囲から目立ち、空室が埋まったという報告も受けています。リーシング効果もある当社製品を導入してビルをバリューアップしてみてはいかがでしょうか」(青木氏)




週刊不動産経営編集部  YouTube