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八戸市/アート&コミュニティ クリエイターやまちの担い手のための施設 市事業として「八戸ニューポート」スタート
2014.12.15 11:04
青森県八戸市では先月1日、十三日町にある空き店舗を借り上げてものづくりに関わる人々のための活動拠点「八戸ニューポート」をオープンさせた。八戸市では」中心市街地アート活動リノベーション促進事業」を展開する一環として「フラワーエイトビル」の3階(約400㎡)を借り上げた。
「フラワーエイトビル」が立地する十三日町は、江戸時代から商人の町として栄え、「三春屋」などの百貨店が並ぶ中心市街地である。しかしながら地元関係者のなかでは昨今はかつてのにぎわいもいささか弱まってきていると危機感とともに活性化に向けた気運が高まっていた。
「八戸ニューポート」は「まちなかの空き店舗を改装し、市内外のユニークなアイディアや視点を持つヒト・コト・モノをつなぐ拠点として"まちの担い手"を後押しする」ことをコンセプトとしている。施設はシェアオフィス4室やイベントスペース、サロンなどの構成だ。
事業は八戸市公会堂や同市公民館などの運営管理を行うアート&コミュニティ(青森県八戸市)が八戸市より受託して行う。
先月1日に開催されたオープニングイベントにはおよそ80人が参加し、同事業のアドバイザーである今村ひろゆき氏のトークショーなどが行われた。今月21日には「八戸ニューポートがディスコになる日」と題し、一日DJ講座や音楽イベントが行われる。