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ハイネスコーポレーション 宝塚市初の高齢者向け分譲マンション

2015.12.22 17:50

 高齢者向け分譲マンション事業を展開するハイネスコーポレーション(大阪市中央区)は17日、同社が出資するマスターディベロップメント(兵庫県伊丹市)を通じて、宝塚市で初となる高齢者向け分譲マンション「マスターズマンション宝塚中山 中楽坊(ちゅうらくぼう)」を来年1月中旬より販売を開始すると発表した。関西エリアでは高齢者向けの分譲マンションが新規供給されるのは約4年ぶり。
 同物件は、総戸数147戸、JR「中山寺」駅から徒歩15分、東は天神川に面し、南向かいには大阪芸術大学短期大学部のキャンパスがある閑静な環境に位置している。間取りは1LDK~2LDKで、販売価格は2580万円~5730万円を予定している。同社はこれまで6棟、約1200戸の高齢者向け分譲マンションに携わっており、同物件で7棟目の取り組みとなる。
 共用部には家庭菜園、年中無休のレストラン、大浴場、娯楽室などがあり、病院や介護事業者との提携による医療・介護サービスを整える。また、介護系の資格を有する管理員や、日常的なケアを担うコンシェルジュを配置。居室は、高齢者にとって安全で使いやすい設備・仕様にするほか、緊急コールボタンを取り付けているため、管理員らの即座の対応が可能。さらに同物件では、同社がこれまで6棟の高齢者分譲マンションで運営してきた「わくわく倶楽部」を導入し、様々な講座や年中行事、イベントなどを開催、住民同士の自然で豊かな交流を演出していく予定だ。




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