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森ビル 「逃げ込める街」へ森ビル 全社総合震災訓練

2015.01.26 11:13

 森ビル(東京都港区)は16日、全社約1300名参加による「森ビル・全社総合震災訓練」を「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」をはじめとする各施設で実施した。
「森ビル・全社総合震災訓練」は、同社が年間を通じて実施する様々な訓練の中でも、全社員参加による大規模なもので、平成7年に発生した阪神・淡路大震災以降、災害発生時の迅速な初動活動や街の安全確保を目的に毎年実施している。当日は震災対策要綱に基づき、震度5強以上で自動的に立ち上がる震災対策本部の指示により部門ごとの行動マニュアルに沿って訓練を行った。
 今回から新たに昨年6月の開業に合わせて港区と「災害発生時における帰宅困難者の受入れ等に関する協力協定」を締結した「虎ノ門ヒルズ」でも帰宅困難者受入訓練を実施。訓練では受入会場の準備、所轄の愛宕警察署協力による帰宅困難者の誘導、備蓄品の配給等、様々な実地活動を展開。また、健常な帰宅困難者の中からボランティア要員を選定し、係員とともに備蓄食糧の配布や仮設トイレの設置など、救援活動の演習も実施した。
 同社では東日本大震災を受け、平成24年3月に「六本木ヒルズ」で東京都港区と「災害発生時における帰宅困難者の受入れ等に関する協力協定」を締結。平成26年6月には「虎ノ門ヒルズ」においても協定を締結しており、官民連携のもと、周辺地域への貢献も果たす防災拠点としての街づくりを推進している。
 「災害時には『自助・共助』が非常に重要です。安全・安心な街づくりを進める私たちは、"逃げ込める街"を目指し、今後も震災訓練などさまざまな啓蒙活動を行ってまいります」と同社はコメントしている。




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