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日本土地建物 私募リート運用開始
2015.02.09 16:33
日本土地建物(東京都千代田区)の100%子会社である日土地アセットマネジメント(東京都千代田区)は2日、非上場オープンエンド型私募リート「日本土地建物プライベート投資法人」の運用を開始した。
運用開始時のポートフォリオはオフィスビル3件、商業施設2件、賃貸住宅4件、ホテル2件の合計11物件で構成。資産規模や約300億円で、2~3年をめどに500億円、中長期的には1000億円規模を目指す。ポートフォリオ戦略として東京圏を中心に、大阪圏・名古屋圏、その他全国主要都市に所在する不動産等へ投資する「地域の分散」と、オフィスビル、商業施設、賃貸住宅、ホテル等へ投資する「用途の分散」を図り、安定した収益の確保を目指す。日本土地建物グループがメーンスポンサーとなる唯一のリートであり、同グループとのスポンサーサポート契約によってウェアハウジング等による物件取得やリーシング、プロパティマネジメント、人材・ノウハウの提供等、総合不動産会社の強みを生かしたサポートにより、同投資法人の継続的な成長を支援する。
同グループは平成11年に実施した資産流動化をはじめ、開発型証券化や私募ファンド等の組成を通じて不動産証券化黎明期から良質な投資商品を数多く提供してきた。今回の私募リート市場への参入により、新たな投資機会の創出と不動産投資市場の更なる活性化に寄与することを目標に掲げている。