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アズビル ビル管理業務の効率化を実現する ビル向けクラウドサービスを発売
2015.02.09 16:28
アズビル(東京都千代田区)は、ビルのエネルギー管理や設備管理業務の効率化を図り快適な室内環境の構築を実現するビル向けクラウドサービスを開発したことを発表した。サービスの第一弾として4月から「エネルギー管理機能」の販売を開始し、順次機能を拡充していく。
エネルギー使用量管理の重要性が増し、ビルや施設のエネルギー使用量の一元管理やテナントへの情報開示、省エネ・省CO2の実現をビルオーナーから求められている。また、管理コストの削減を目的に設備管理業務の効率化や関係者間での情報共有を望む声が高まっている。
同社が開発したビル向けクラウドサービスは、同社製BA(Building Automation)システムと同社クラウドセンターを専用回線で接続し、建物ごとのエネルギー使用量や建物設備に関する管理情報や運用データを一元管理する。また、複数建物のデータの一元管理ができ、建物間でのデータ比較や省エネ効果の比較検証が可能になる。さらに、空調・照明の操作や時間外空調運転の予約など建物入居者の快適性・利便性を高める機能や、熱源設備の省エネを行う遠隔制御機能、電力需給切迫時の節電要請に対して自動的に建物設備の電力消費を抑える機能なども提供される。
インターネット環境があればいつでもどこでも操作が可能。エネルギーデータや設備データなど防災センターにいなくてもタブレットやスマートフォンを利用することで外出先から建物の運用状況が確認でき急なトラブルにも迅速に対応することができる。アプリケーションのバージョンアップや機能追加はクラウドセンター側で実施するため、同製品を活用することで法律や条例の新規制定・改正、社会情勢の変化に早く柔軟に対応した、常に最新のアプリケーションを利用したビル管理が可能となる。