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ラサール不動産投資顧問/三菱地所 マルチテナント型免震流施設「ロジポート橋本」竣工

2015.02.09 16:20

 ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)と三菱地所(東京都千代田区)は、2社共同で開発を進めてきたマルチテナント型免震物流施設「ロジポート橋本」(相模原市緑区)を先月23日に竣工し、今月2日に同施設内で竣工式を行った。
 「ロジポート橋本」は地上5階建て、延床面積約15万7000㎡(敷地面積6万7700㎡)という大規模なマルチテナント型物流施設。1フロアあたり10区画(最小区画約2400㎡)にまで分割が可能で、多様な物流ニーズに対応できるよう、最新の性能を備えた施設だ。
 主要幹線道路・国道16号に面しているほか、一昨年3月に供用開始し、昨年6月に「高尾山IC」との区間が開通した「相模原愛川IC」から約7kmと圏央道までのアクセスが良好であり、東京主要エリアや多摩地区、横浜・川崎エリアや相模原・厚木といった神奈川県央エリアを合わせた巨大消費マーケットをカバーする立地となっている。また、ターミナル駅である「橋本」駅から900mに位置しており徒歩でのアクセスも可能な距離で、周辺には複数の商業施設もある。
 既にKDDI(東京都千代田区)が東日本の物流拠点の一つとして入居が決まっているほか複数入居テナントが決まっており、入居率は50%超となっている。
 建物のみならずランプウェイにも免震構造を採用しているほか、72時間対応の非常用発電機の設置や水・食糧などの備蓄庫を設置し、BCPを考えた災害リスクの低い施設を実現したとしている。




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