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グローバルエージェンツ/安田不動産 オフィスビルを建替え ソーシャルアパートメントを竣工
2015.03.16 10:31
隣人交流型賃貸住宅「ソーシャルアパートメント」を首都圏中心に31棟約1600戸を展開するグローバルエージェンツ(東京都渋谷区)は、安田不動産(東京都千代田区)との共同企画で関西初となる新築14階建のソーシャルアパートメントを今年秋に竣工することを発表した。
同プロジェクトは、安田不動産の神戸支店(現・関西支店)が入居していたオフィスビルを鉄筋コンクリート造14階建の賃貸マンションに建て替える新築プロジェクトとなっており、住人同士の交流を目的としたソーシャルアパートメントとして開発を進めてきた。
ジャズの発祥地でもあり、音楽と密接な関わりをもってきた神戸の街で、「MUSIC×LIFE」をテーマに共用部を設計。ソーシャルアパートメントのメーンプレイスである住人同士の交流を目的とした約80㎡のラウンジは空間デザイナーのgraf(大阪市北区)が監修。ラウンジ中央に小ステージを設け、日常の中で住人同士によるミュージックセッションが自然発生されるよう促していく。また入居者は無料で利用することができる防音スタジオ(2室)と防音シアタールーム(1室)を完備。一般賃貸では難しかった楽器の演奏や大音量でのライブ視聴を可能にした。
旧居留地など異国の情緒が残るJR神戸線「元町」駅の北に徒歩7分、兵庫県庁の東側に近接しており、神戸の商業中心地である「三ノ宮」駅からも徒歩で通える希少性の高い立地となっている。部屋のタイプは標準サイズである約25㎡の1Kタイプが60室、ウォークインクローゼット、シューズインクローゼットなど充実した収納を備えた約30㎡の1Kタイプが12室、また2人暮らしも可能な約36㎡の1LDKを12室と、様々なニーズに応えることができる3タイプで構成し多様性のあるコミュニティを目指す。