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住友商事 千葉 茜浜エリアに3棟目の最新鋭物流施設を開発

2015.03.23 17:24

 住友商事(東京都中央区)は17日、千葉県習志野市茜浜地区で延床面積約38万㎡の物流施設を開発すると発表。着工は今年9月、稼働は来年9月を予定。同地域に開発した同社の物流施設は隣接する「茜浜物流センター」と合わせて計3物件、総延床面積13万445㎡、資産規模は約260億円に達する。
 開発地の千葉湾岸地区は首都圏エリアの物流施設の約15%が集積する、首都圏最大規模の物流施設集積地。その中で習志野茜浜地区は東京港へ約33km、最寄駅のJR京葉線「新習志野」駅から「東京」駅まで約33分とアクセス至便であり、住宅地を背後に控える労働力豊富なエリア。アパレル・通販事業者等の流通加工型物流拠点に適している。また、最寄りの東関東自動車道「谷津船橋IC」が昨年度開設したことに加え、2017年度には東京外環自動車道と東関東自動車道を結ぶ高谷ジャンクションが開通予定であり、更なるアクセス向上が見込まれる。
 開発計画では流通加工型物流センターの使い勝手に配慮した配置計画、トラック接車パース、搬送能力を備え、少量・多頻度・短時間の配送ニーズにも対応できる。また、隣接する茜浜物流センターとの相互補完を図ることで拡張にも柔軟な対応が期待できる。
 同社によると完成後は昨年2月に組成した物流1号ファンドへの売却を予定している。




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