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三菱地所レジデンス 「梅田町復興公営住宅」竣工

2015.03.23 17:27

 三菱地所レジデンス(東京都千代田区)は、仙台市「梅田町復興公営住宅」(総戸数66戸)を竣工し11日に仙台市に引き渡した。
 同事業では仙台市青葉区梅田町に鉄筋コンクリート造地上10階建の防災性の高い共同住宅を建設。平成23年3月11日に発生した東日本大震災により住居を失い、自力での住宅再建が困難な被災者が低廉な家賃で入居できる復興公営住宅を仙台市が整備する計画の一環で同社が参画した。
 同計画では、防災力・省エネルギー・低炭素化に配慮する建物とするだけでなく、様々な地域に居住していた被災者が入居することから、入居者のコミュニティと周辺地域の既存コミュニティの円滑な融合を図るため、趣味の集い等で周辺住民とともに利用ができる集会所を1階に配置。集会所へのアプローチは住居へのアプローチと分けることで周辺住民も利用しやすい計画とした。また1階および6階に防災倉庫を設置、災害時の仮設トイレとして使用できるマンホールトイレや炊き出しを行えるかまどベンチなどを備えている。
 同公営住宅は、16事業ある仙台市復興公営住宅公募買取事業のうち2棟目、仙台市青葉区では1棟目となる竣工・引き渡しとなっている。三菱地所グループは、今後も継続して、ハード・ソフト両面より被災地の実効的な復興支援に取り組んでいくという。




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