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エクスマート 不動産投資家向けの「まとめサイト」
2015.04.06 12:17
物索件情報を収集し、検サイトで一度に閲覧
投資物件の情報を掲載する不動産ポータルサイトが登場したことで、誰でも手軽に不動産投資に参入できるようになり個人投資家が急増。それに伴い大手不動産会社からIT企ベンチャーが手掛けたポータルサイトまでサイト数は多岐に及ぶ。
これまで投資物件情報は不動産会社が抱え込んでいたため、昔に比べれば不動産投資は身近なものになったが、より掘り出し物件を見つけるため、数多くのポータルサイトを調べることになり、非常に手間がかかっていたのが現状。情報の氾濫によってユーザーの利便性を損ねていたともいえる。 こうした背景からマーケティングシステムの開発を手掛けるエクスマート(東京都世田谷区)は先月16日から投資物件に特化した画期的な検索サイト「知家道(ちかみち)」の運用を開始。ユーザーが時間をかけず必要な情報を同サイトだけで検索できる会員制の検索サイトである。
もともと同社はウェブマーケティングに特化したシステム開発を行っており、一般にウェブ上で公開されている情報を自動的に収集し、活用できる情報に整理する技術に長けていた。その技術力を応用し、数多くの不動産ポータルサイトに公開されている投資物件情報を収集し、同サイト上での検索を可能にした。
「私の知人が個人的に不動産投資を行っており、既存サイトの閲覧に時間がかかることに不満を抱いていました」と語るのは、同社代表の後久和宏氏。いわば不動産投資家の声を反映して作られた検索サイトといえるのだ。
ただし、同サイトはあくまで検索機能に特化しているので、物件の問い合わせ等は情報引用元のサイトへリンクする。ユーザー利用料は1カ月2160円から。複数サイトを検索する手間や時間のことを考えると「既に複数の物件を保有し収益を得ている投資家ならリーズナブルと判断する水準」(後久氏)といえるだろう。
「現在は物件情報のみですが、5月頃を目途に最寄り駅の乗降客数や急行の停車駅等の駅情報を追加掲載していく予定です」(後久氏)
不動産投資サイトの利便性を更に追求した新機軸といえるだろう。