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三菱地所 自然を感じながら働く快適なオフィスビル竣工

2015.04.13 17:50

高品質な中規模オフィスビルを積極展開
 三菱地所(東京都千代田区)が東京都港区新橋6丁目で開発を進めていた「フロントプレイス御成門」が6日に竣工した。建物規模は地上8階地下1階塔屋1階、延床面積が約8729㎡、敷地面積が約1154㎡。
 同物件は「快適性がオフィスワーカーの知的生産性向上に結び付く」との考えから「居心地の良さ」を追求。屋上に設けたリフレッシュテラスには木製のベンチや植栽を配し、打ち合わせ等にも活用できる。オフィスフロアは開口部を広く取り、都心にいながら緑や風、光を感じながら快適なオフィス空間を提供する。加えて、芝公園と東京タワーが一望できるのも魅力だ。最上階の8階には約100㎡のテナント専用バルコニーを設け、室内の天井高も他フロアよりも高い2・95㎡を確保。内外装には「リゾートのような空気感」をコンセプトにナチュラルな素材と色彩を使い、マンションやホテルのような居心地の良さを追求している。
 同社では昨年7月に「芝フロントビル」、8月に「田町フロントビル」を相次いで竣工させ、3月には伊藤忠商事・伊藤忠都市開発との共同事業「フロントプレイス秋葉原」を竣工させた。「今後は商品力を高めた中規模オフィスを積極的に展開していく」とした。




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