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積水ハウス 分譲地内に交流拠点と共有スペースを設置
2015.05.04 13:20
多世代にわたる子育て共助のまちづくり実践
積水ハウス(大阪市北区)は先月11日、高齢者世帯とNPOが支える子育ての共助のまち「コモンライフ武蔵藤沢駅前」を埼玉県入間市にオープンした。多世代が子育てに関わり合うコミュニティづくりの核となる施設「ひとえんラボ」と、共有スペース「ひとえんコモン」を設置し、交流イベントを開催するなど活用を進め、子育て共助のまちづくりが実践される。
「コモンライフ武蔵藤沢駅前」は、埼玉県が旧県営入間下藤沢団地跡地で実施する「子育て共助のまち普及モデル事業」の事業者として同社が選定され、開発を実施した分譲地。同分譲地では「子育て共助のまち」を目指し、子育て世帯と高齢者世帯の住宅配置の工夫や地域のNPO法人との連携による普及啓発に取り組み、国土交通省の平成26年度「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」にも採択されている。「コモンライフ武蔵藤沢駅前」の核となる「ひとえんラボ」は、日常的な見守りや集いを育む工夫を取り入れた、近隣の「見守り」があるコミュニティづくりを展開する施設。広く公開・活用することで「共助」の考え方に対する理解を地域に広げる。また、「ひとえんラボ」が面する分譲地内の共用スペースを「ひとえんコモン」と命名し、子どもたちの遊び場として利用。子どもたちの交流を通じた輪が親世代に、そして分譲地内だけではなく近隣住民にも広がり、多世代の住民同士の自然な交流が生まれ「安全・安心」のコミュニティが形成される。