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とらや　老舗和菓子屋が新社屋建替

2015.05.18 10:36

　赤坂の老舗和菓子店であるとらや（東京都港区）が平成２７年９月で営業を終了し、平成３０年の開店を目指し建替えられる。 　とらやは室町時代後期に京都で創業した。
　明治２年、東京遷都に伴い東京店を開設。以後、明治１２年に現在の元赤坂１丁目に店を構えたが、東京オリンピック開催に伴う道路拡張のため、昭和３９年に現在の場所に本社ビルを新築竣工し、喫茶を併設した「赤坂本店」として５１年にわたり営業してきた。
　昭和４０年代後半からは、正月にビル壁面に凧飾りを行い、「年末年始の風物詩」として人々の目を楽しませるなど、赤坂の街の風景の一部として親しまれてきたが、この度建て替えを決めた。「とらや赤坂本店」「虎屋菓寮赤坂本店」は平成３０年まで一時休業となる。
　「新社屋の詳細はまだ決まっていないが、赤坂本店も同住所でリニューアルオープンを予定している。お客様には楽しみにお待ちいただきたい」と広報担当の奥野氏は語る。