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三菱電機 業界トップクラスの省エネと省スペース、省施工を実現

2015.05.18 10:34

 三菱電機(東京都千代田区)は、ビルや工場などで冷温水を使用して冷暖房する空冷式ヒートポンプチラーの新製品として、業界トップクラスの省エネと省スペース、省施工を実現した「COMPACT CUBE DT―R(コンパクトキューブ ディーティーアール)」48機種を平成27年10月に発売する。
 同製品の特長として高効率な熱交換器・圧縮機の採用により、業界トップクラスの冷却COP3・47(定格冷却能力150kWにおいて、外気35度、冷水入口14度、冷水出口7度の場合の冷却COP計画値)を実現している点だ。定格時の高効率運転により、旧型機に比べて消費電力を約26%低減している。
 大容量圧縮機の搭載により50馬力機と同サイズの60馬力機をラインアップし、能力当たりの設置スペースを50馬力機比で約16%削減可能。業界トップクラスの省スペース化の実現により、様々なレイアウトに対応が可能となっている。
 また、ユニット本体内へのブレーカー組み込みに加えてオプションでポンプまたはヘッダー配管のユニットへの内蔵を可能とし、設計・施工の容易化や施工日数の削減を実現。空調冷熱総合管理システム「AE―200J」との接続により空調冷熱機器を一括管理することができる。
 地球環境保護への意識が高まる中、CO2排出量削減に寄与し、省エネルギーでランニングコストが低減できるヒートポンプチラーの普及が進んでいる。また、さらなる省エネルギーへの対応や省スペースへの要望が高まっている。同社は今回、それらの要望に応えるよう業界トップクラスの冷却COPと省スペースを実現し、設置条件に合わせたオプション対応の省施工を実現する同製品を発売した。




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