週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

キヤノンマーケティングジャパン 電力コストを削減する節電コンシェルジュの提供を開始

2015.06.01 14:53

 キヤノンマーケティングジャパン(東京都港区)は先月27日より中小規模事業所の電力コストを削減する節電支援サービス「節電コンシェルジュ」の提供を開始した。
 同サービスは、消費電力量の見える化に加えコンサルタントによる既存設備の使用方法のアドバイスや個別に節電運用ルールの作成を支援し、基本料金と使用量料金を下げることが可能である。導入後もサポートセンターが顧客に代わり、監視代行や節電施策の実施を支援することで継続的な節電対策が行え経済性が向上する。また、無料の節電診断により年間削減額や投資回収期間の予測を確認できサービスの導入可否を検討しやすくなる。
 多くの中小企業は改正省エネ法などの法律で規制されていないことを主な理由として、節電やCO2排出量削減の対策があまり進んでいない。同社本社ビルでは、平成5年のビル完成時から約40%の省エネと約2億3000万円のコストダウンを実現したという経験から、特別な設備投資をせず、「見える化と運用改善」で中小規模事業所のコストダウンが実現できる仕組みを提供するという。




週刊不動産経営編集部  YouTube