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<埼玉>シーアールイー 「ロジスクエア久喜」賃貸借予約契約の締結・着工

2015.06.01 14:49

 シーアールイー(東京都港区)は、埼玉県久喜市で開発を進めている物流施設「ロジスクエア久喜」において、インテリア業界の大手専門商社であるサンゲツ(名古屋市西区)と賃貸借予約契約を締結した。
これは、「ロジスクエア久喜」の一棟全体(延床面積4万4311・54㎡)を一括賃貸するもので、サンゲツは同施設の一部をサプライヤー企業へスペース提供することにより、メーカーと卸による物流の垂直統合を実現し効率化を図るとともに、首都圏北部及び北関東への物流拠点として同施設を活用する計画となっている。
 「ロジスクエア久喜」の開発地は東北自動車道「久喜」ICより約2・6km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「白岡菖蒲」ICより約2・8kmに位置している。また、「久喜菖蒲工業団地」内の工業専用地域であるため、周辺は倉庫・向上が多く24時間稼働が可能であり、物流業務に適した希少な立地条件を備えている。
平成27年度に予定されている圏央道「桶川北本」ICから「白岡菖蒲」ICの開通により、東名高速道路・中央自動車道・関越自動車道・東北自動車道が圏央道によって結ばれ、広域ネットワークの形成が期待される中、当該エリアは国内物流の戦略的拠点として更なるポテンシャルの向上が見込まれる。
「ロジスクエア久喜」は2万201・49㎡の敷地に地上4階建て、計画延床面積4万4311・54㎡の大型物流施設として開発する予定。施設のマスタープランとして、3階部分に大型車両が直接乗り入れ可能なスロープを設け、トラックバースを1階の東西両面及び3階の東面に備えることにより、効率的かつ迅速な入出庫オペレーションが実現可能。倉庫部分の基本スペックとして床荷重は1・5t/㎡、有効高さは1・2階で6・0m以上(2階の一部5・8m)及び3・4階で5・5m以上、照度は300ルクスを予定している。また、環境や省エネルギーに配慮した施設計画によりCASBEE埼玉県のAランク認証、BELS(建築物の省エネルギー性能を評価・表示する制度)認証の取得を予定している。
 同社は、現在、物流不動産を中心に約1350物件、約82万坪(平成27年1月現在)の不動産の管理運営を行っている。物流系不動産特化の管理会社としては、国内最大規模となり、サービス領域においては、物流不動産開発・テナントリーシングから竣工後のアセットマネジメント、プロパティマネジメントまでのトータルサービスをワンストップで提供していく。
 物流不動産開発においては、同社独自に構築してきた多数のテナント企業とのリレーションシップによりテナント企業が求めるニーズを的確に捉え、テナント企業の個別ニーズを満足させた上で更に機能性・汎用性をも兼ね備えた物流施設造りを推進し、継続的に提供していく。また、前身からの50年におよぶ業歴から得た物流不動産の管理運営の知見・ノウハウを開発事業に注ぎ込むことにより、利用者の立場に立った利便性の高い施設開発をめざし、首都圏は勿論のこと、全国の物流適地において積極的に物流施設開発に取り組んでいく方針である。




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