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<茨城>クリーク・アンド・リバー社 高齢者向けマンションを「ゴルファーズ・マンション」へ
2015.06.15 12:21
クリーク・アンド・リバー社(東京都千代田区)は5日、全国賃貸管理ビジネス協会(東京都中央区、以下、全管協)と提携し、「建築士と創る賃貸物件:3+(ミタス)・プロジェクト」を始動。企画案件の受注第一号として茨城県古河市において高齢者向け賃貸マンション「(仮称)ゴルファーズ・マンション」にリノベーションすると発表した。
「3+(ミタス)・プロジェクト」とはオーナー、全管協、同社の3者が組み、「入居率アップ」、「賃料アップ」、「競争力の長期維持」の3つを満たす賃貸物件を創るプロジェクト。同社に登録している複数の建築士によるコンペを実施し、企画プランを決定。同様に施工会社もコンペ形式で選定することでコストの最適化を図ることが特徴となる。また建築士が設計監理を行うことで、競争力・収益力に優れたより品質の高い賃貸物件を実現する。
今回のプロジェクトである「ゴルファーズ・マンション」は3つの設計プランの中から選出された、ゴルフ好きのためのマンションで高齢者向け賃貸マンションをリノベーションする。物件の1時間圏内に25カ所以上のゴルフ場がひしめき合い、周辺にはゴルフショップや練習場なども存在する。ゴルファーにとって恵まれた環境を生かし、物件の入居率と賃料アップ、長期的に競争力の高いオーナーのニーズを満たす物件をプロデュースした。建物規模は地上2階、21戸を用意し、パターラウンジやバンカー練習場、ゴルフシミュレーター等の共用練習設備を設置する予定だ。また1階南側の部屋の庭には住人専用の「鳥かご練習場」、ラウンジには「大型スクリーン」のあるコミュニティスペースを設け、腕を磨きながら新たなゴルフ仲間をつくることができる。竣工は今年9月を予定。