週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
<兵庫>野村不動産ほか 「塚口」駅前の再開発プロジェクトを起点に省エネ・地域活性化に注力
2015.07.06 10:03
兵庫県尼崎市のJR「塚口」駅前で展開されている再開発プロジェクト「ZUTTOCITY(ズットシティ)」を手掛ける野村不動産(東京都新宿区)、ジェイアール西日本不動産開発(兵庫県尼崎市)、長谷工コーポレーション(東京都港区)の3社は、まいぷれwithYOU(兵庫県尼崎市)、関西電力(大阪市北区)と共同で平成28年度からの3年間、三菱電機(東京都千代田区)の協力のもと「ZUTTOCITY」における電力の需給状況の見える化を行うとともに、尼崎市全域において地域通貨ポイントを新たに導入し、地元の商店と連携しデマンドレスポンスを行う持続可能な省エネ・地域活性化の取り組みを実施します。この取り組みが、今年度尼崎市が進める「尼崎版スマートコミュニティ」に認定され、今後同市の補助を受けて事業を推進していくことが決定した。
地域通貨ポイントを連携させたデマンドレスポンスにより、特定の自治体全域にまたがる省エネ・地域活性化の取り組みを行うのは、日本で初めてとなる。地域通貨ポイントの利用可能店舗については、まいぷれwithYOUが順次拡大していく予定としており、ボランティアや健康増進活動、駐輪対策等につながるようなポイント付与の展開についても今後検討される。今回の事業に参画する各事業者は、CO2削減に有効なスマートコミュニティと地域経済の活性化につながる仕組みを構築するとともに、その普及・拡大に貢献する考えだ。