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高松琴平電気鉄道 「瓦町」駅直結ビル10月にリニューアル開業

2015.07.20 16:54

 高松琴平電気鉄道(香川県高松市)はターミナル駅である「瓦町」駅直結の「ことでん瓦町ビル」の開発を双日(東京都千代田区)、双日商業開発(東京都港区)と進めているが、このたび施設名称を「瓦町FLAG」(かわらまちフラッグ)と決定、今年10月にリニューアル開業する予定だと発表した。
 同施設は地域公共交通のターミナルであり高松の中心にある瓦町のシンボルとして人々に長く愛されることを目指し「瓦町FLAG」と名付けた。また、平坦な地形の高松において地上11階建ての同施設は「旗」のような存在感を放ち、街の目印となることが予想される。さらに街のフラッグシップとして、未来の街づくりに向け旗を掲げることも企図しているという。
 「2核(北・三越、南・瓦町駅)1モール」を基本構想として中心市街地の活性化を進めてきた高松市において、南の核である「瓦町」駅では、旧来の百貨店に代わる新しい核として駅ビルを再生させる必要があった。同駅ビルは百貨店からのテナント構成を刷新し、老若男女の地域の住民が「ものの消費」だけではなく「ことを消費」できるような複合施設「瓦町FLAG」に生まれ変わる。
 更に周辺商店街やことでん沿線の商店との連携強化を図るため、地域交流活動用の区画を設けることや共同イベントの開催を推進することで、「瓦町FLAG」のみならず高松市中心市街地を盛り上げることを目指していくという。




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