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三菱電機 暖房能力と省エネ性能を向上させた寒冷地向けマルチエアコン
2015.07.27 14:36
三菱電機(東京都千代田区)は寒冷地向けビル用マルチエアコンの新製品として、外気温度マイナス15度でも定格暖房能力(室外側吸込空気温度が乾球温度で7度、湿球温度で6度、室外側吸込空気温度が乾球温度で20度、冷媒配管相当長7・5mで運転した場合の能力)と同等のピーク暖房能力を維持し、さらに暖房能力と省エネ性能を向上した「ズバ暖マルチ7(セブン)」12機種を来月から順次発していく。
同製品の特長として、高効率圧縮機の採用により暖房能力が向上し、寒冷地で快適な暖房を実現。高効率圧縮機の採用により、低外気温時でのピーク暖房能力を従来の「ズバ暖マルチY」に比べ最大20%向上(従来の「ズバ暖マルチY」10馬力機種との比較において)し、快適な暖房を実現。霜取運転により能力が低下する場合でも、マイナス10度まで定格暖房能力を維持。
また、APF(通年エネルギー効率)を改善し、高い省エネ性を発揮している。高効率圧縮機の採用により、低負荷・中負荷での運転効率を高め、APFを約10%改善し、年間電気代を抑制することが可能。
外気温度マイナス7度まで定格暖房能力と同等のピーク暖房能力を維持できる同シリーズ「ズバ暖マルチ7」のラインアップによって、マイナス15度までの定格暖房能力が不要な場合の選択の幅が拡大した。