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森ビル 小学生を対象とした安全・安心な街づくりについて考えるツアー
2015.08.03 11:38
森ビル(東京都港区)は7月27日と30日、「六本木ヒルズ森タワー」で小学3~6年生の親子を対象とした「安全と安心のヒミツ探検ツアー」を開催した。
森ビルでは創業から50年以上にわたり培ってきた街づくりにおける豊富なノウハウや街の魅力を、未来を担う子供たちに伝えるとともに、楽しく学びながら次世代の都市のあり方を考える機会の創出を目的として、小学生の親子向けプログラム「ヒルズ街育プロジェクト」を実施している。平成19年の初開催以降、毎年多くの親子が参加し、今夏も全6種類40回のツアーを開催し、小学生の親子を中心に約1000名が参加する予定である。
その夏休み第一弾として実施された「安心と安全のヒミツ探検ツアー」は「レクチャー」、「ワークショップ」、「施設の裏側探検」からなる約2時間のプログラムで構成。100分の1スケールの東京の都市模型や、制震装置、防災センター、備蓄倉庫といった通常非公開の場所を探検しながら、森ビルの社員である各専門家が楽しく、かつわかりやすく説明。また、ワークショップでは紙の模型を作成して制震装置の効果を学んだ。
ツアーに参加した子供たちは「普段見ることができない裏側を見ることができて面白かった」、「紙の模型で建物の揺れを学ぶのが楽しかった」などと感想を述べ、保護者からは「今日学んだことで、これからは今までと違った目線で建物を見ることができるようになったのでは」との声が上がった。
「ヒルズ街育プロジェクト」について、森ビル広報室の田澤由梨氏は「当プロジェクトは森ビル社員自らが先生役になり子供たちに教えることが特長です。一般のお客様と接し、その反応を見ることで、社員が自分たちの仕事の役割を実感する機会にもなっています。ツアーを通じて森ビルという会社を知ってもらうだけでなく、少しでも多くのお子様が都市というものに関心を抱いてくれればと考えています」と語った。