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三井不動産/新日鉄興和不動産 官民で協力し打ち水を実施
2015.08.03 11:34
霞ヶ関三丁目南地区では先月30日、地域活動の一環として行政機関及び民間企業の有志団体が「霞テラス打ち水の会2015実行委員会」を結成し、同地区の中央に位置する広場「霞テラス」で打ち水を行った。同地区内の勤務者や保育室の子供たちなど約360名が参加し、3600ℓの水が「霞ヶ関レッツクールダウン」の掛け声で撒かれた。同イベントは平成22年から実施されており、今年で6回目となる。
霞ヶ関三丁目南地区には霞が関ビルディング、霞が関コモンゲート、東京倶楽部ビルディングが所在し、行政機関と民間企業がひとつの街区に共存している。同地区ではこれまで官民が一致協力して街づくり活動を行っており、同イベントも日本の伝統的な納涼法である「打ち水」を官民が一体となって行うことで都心のヒートアイランド緩和や節電に関する意識向上を図るとともに、地域貢献の場を創り出していきたいという考えのもと行われている。
「霞テラス打ち水の会2015実行委員会」には官民合わせて59の団体が参加。打ち水にはこれらの団体から消費期限切れの非常用備蓄飲料水を使用した。
司会を務めた三井不動産ビルマネジメント(東京都中央区)霞が関オフィス事業課長の原和弘氏は「都心でこれだけのスペースを使えるところはなかなか無いので、有効に活用してこうしたイベントをどんどん続けていきたい」と語った。