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アズビル 室内の快適性と省エネを両立するCO2濃度制御アプリケーション
2015.08.03 11:25
アズビル(東京都千代田区)は先月30日より、室内のCO2濃度と温度によってVAV(可変風量制御方式)ユニットの風量を適切にコントロールし、室内快適性を損なわずに省エネルギーを実現する「CO2濃度制御アプリケーション」機能をVAVコントローラInfilex VC(インフィレックス ブイシー)に追加し、販売を開始した。また、同機能の構成機器である室内のCO2濃度と温度の計測を実現する新製品「室内用CO2濃度・温度センサ」も同日に販売開始した。
従来のVAVユニットは居室内に設置された温度センサからの室温情報に応じて風量調節を行っており、在室者がいない部屋でも送風が行われエネルギーの無駄が発生していた。今回の製品による新機能は、CO2濃度制御アプリケーションを内蔵したInfilex VCが、室内用CO2濃度・温度センサによって検知したCO2濃度と室内温度をもとにVAVユニットの風量を制御する。在室者の人数によって変化するCO2濃度を捉えてVAVユニットの風量を制御するため、人数の少ない部屋は風量を抑制し、不在となった場合は風量をゼロにすることができ、快適性を維持した省エネルギーを実現する。価格はCO2濃度制御アプリケーション機能を搭載したInfilex VCは1台6万5000円、室内用CO2濃度・温度センサは1台20万円。