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三菱地所/三菱地所設計/高砂熱学工業 冷温水を活用したオフィスデスク「大手門タワー・JXビル」で導入
2015.08.03 11:22
三菱地所(東京都千代田区)、三菱地所設計(東京都千代田区)、高砂熱学工業(東京都新宿区)は、早稲田大学創造理工学部建築学科の田辺新一教授と共同で、冷温水を活用して、デスク単位で温度調節できる冷暖房付オフィスデスクを開発した。今年11月16日に竣工を予定している「大手門タワー・JXビル」において導入が予定されている。
このデスクは、天井や壁に這わせたパネルに冷温水を循環させる輻射空調機能を応用したもの。特徴として、デスクトップに内蔵されたパネルに冷水を循環させることでデスクの表裏を冷やし、またパーティションにも冷水を循環させることでパーティションに取り込んだ風を冷水で冷やしファンから送風することができる。各デスクで冷暖房調節できるため、ユーザー個々の好みの環境で働くことができ、就業者のさらなる快適性・知的生産性の向上が図ることができる。また省エネ性の高い次世代オフィス環境を実現できるという点でも期待が寄せられている。
三菱地所では環境戦略拠点である「新丸の内ビルディング」内の「エコッツェリア」や、複数の空調・照明に関する先進技術をテナントビルとして初めて導入した「茅場町グリーンビル」等において、次世代の空調・照明システムの実証実験に取り組み、就業者の快適性と省エネ性の向上に関する知見を蓄積してきた。同社によると「大手門タワー・JXビル」ではこれらの蓄積を生かし個別冷暖房付きオフィスデスクの導入に至ったとしている。