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カジマ・オーバーシーズ・アジア ジャカルタでの大規模複合開発が計画完了
2015.08.24 14:51
30年間のBOT事業で今後も施設運営を継続
鹿島建設(東京都港区)のアジア統括現地法人であるカジマ・オーバーシーズ・アジア(以下、KOA)は6日、インドネシアの首都ジャカルタのスナヤン地区において開発を進めてきた「スナヤン・スクエア」が、ホテル「フェアモント・ジャカルタ」のグランドオープンをもって開発計画を完了したと発表した。
このプロジェクトは、インドネシア政府から借り受けた敷地面積約19万㎡の国有地にオフィス、商業施設、アパート、ホテルを複合開発するもの。開発・設計・施工・運営までを行う、40年間のBOT事業(Build Operate Transfer:民間事業者が施設等を建設し、維持・管理及び運営し、事業終了後に公共施設等の管理者等に施設所有権を移転する事業方式)である。KOAの傘下であるスナヤン・トリカリヤ・スンパナ社が開発・運営を行い、カジマ・インドネシアが施工を担当した。1989年に開発に着手して以来、KOAを中心に鹿島グループが取り組んできた事業であり、今後もBOT期間の終了する2036年まで施設運営を継続する。
スナヤン地区は、ジャカルタの「黄金三角地帯」と呼ばれる中心街の南端に位置し、スナヤン国立競技場を中心とする緑豊かな環境に恵まれたエリアで、高級住宅街にも隣接している。「スナヤン・スクエア」は、高級ブランドのテナントが多数入居するショッピングセンター「プラザ・スナヤン」や、高級コンドミニアムとして高い評価を受けている「アパルトメン・プラザ・スナヤン」、オフィスビル「セントラル・スナヤン」など、周辺の環境に適応したスタイルでその名を浸透させ、ジャカルタのランドマークとなっている。
今回グランドオープンを迎えたホテル「フェアモント・ジャカルタ」は、シンガポールの「ラッフルズ・ホテル」、ニューヨークの「プラザホテル」、ロンドンの「サボイ・ホテル」を運営するFRHIホテルズ&リゾーツに運営委託した都市型の5つ星ホテルである。洗練されたデザインと質の高いサービスにより、ジャカルタを訪れるビジネス客を中心に、今年1月のソフトオープン以来、既に高い評価を獲得している。