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三菱重工業 設備用パッケージエアコン「ASV4型」本格販売開始
2015.08.31 10:33
三菱重工業(東京都港区)は設備用パッケージエアコンの新モデル「ASV4型」全5シリーズ22機種のラインアップを完了して本格販売を開始した。
省エネルギー法2015年基準の対象となる標準シリーズ3機種(5、8、10馬力)および更新専用リフレッシュシリーズ2機種(8、10馬力)は同基準値を大幅にクリアして業界トップクラスのAPF(通年エネルギー消費効率)を実現している。
省エネ法2015年基準の対象5機種のAPFは、ダクト型使用基準値の4・7に対して、5馬力の標準機が5・1、8馬力の標準機と更新専用リフレッシュ機が6・0(60Hz)、10馬力の標準機と更新専用リフレッシュ機が5・8(60Hz)となっている。特に8馬力の標準機と更新専用リフレッシュ機のAPF値6・0(60Hz)は、設備用パッケージエアコンでは業界最高効率を実現している。
室内ユニットには、全シリーズトップランナーモーター基準を満たす三相高効率モーターを搭載。標準装備のecoタッチリモコンは「運転/停止」と「ハイパワー」および「省エネ」という3個のボタンと視認性に優れた3・8インチ大型液晶パネルを採用した使いやすいリモコンである。ハイパワーボタンを押すと15分間は、室内負荷を素早く処理するよう最大能力を発生する。省エネ運転ボタンを押すと冷房時28度、暖房時22度、自動運転時25度に設定され、省エネ性を重視した運転になる。
また、その他の詳細な設定も大型液晶パネルを採用したことにより、見やすく簡単に操作が行える。
室内ユニットのメンテナンス性にも十分に配慮。フロントパネルはフィルター交換部分を分割化し軽量化。さらにドライバーを使わずに手で絞め/緩めができるローレットビスの採用により、フィルターのメンテナンスを容易にした。
三菱重工の設備用パッケージエアコン「ASV4シリーズ」は、一般工場向けの標準シリーズに加え、既設配管流用可能な更新専用リフレッシュシリーズ、病院や塗装工場などの外気処理用のオールフレッシュシリーズ、その更新専用リフレッシュシリーズ、年間を通じて冷房負荷を安定的に処理する同社独自の年間冷房シリーズの5シリーズを中核にして、今後もオリジナルの設備用パッケージエアコン技術で市場の多様なニーズに応えていく。