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東日本旅客鉄道 「新宿」駅南側に「JR新宿ミライナタワー」来春完成
2015.09.14 11:07
東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)では、中期経営構想「グループ経営構想5.~限りなき前進~」において、駅をひとつの「街」と捉え、駅の価値向上に取り組んでいる。その一環として、平成28年春に「新宿」駅南側線路上空2階に新駅舎が完成。新駅舎では新たに改札を増やすとともに、店舗を配置して利便性の向上が図られる。 また、旧新南口駅舎跡地に高さ約170mの複合ビルが同年3月に完成する。物件の名称は「JR新宿ミライナタワー」に決定した。この名称は、同物件が地域の新たなランドマーク、シンボルとなり、まちづくりに対し「未来な新宿」、「未来への出発点」となる願いを込めて名付けられた。「JR新宿ミライナタワー」ではオフィス、商業施設のほか、文化・情報発信の拠点となる多目的ホール、屋外広場、保育所、クリニック等を展開する。建物規模は地上32階地下2階建て、延床面積は約11万1000㎡。このうち、地上5階から32階がオフィスフロアとなる。改札から直結したオフィスエントランスから5階のロビー階にアプローチする、利便性の高いオフィスビルとなる。また、ワンフロア基準階面積約2100㎡の整形・無柱空間、天井高3000mmの確保など、高規格のビルとなっている。