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竹中工務店　ZEB化に向けたビル改修工事に着手

2015.09.21 17:49

　竹中工務店（東京都江東区）は、同社東関東支店のＺＥＢ（ゼロ・エネルギー・ビル）化を目指した改修工事に着手した。同プロジェクトは、既存の一般的なオフィスビルを対象に、使いながらＺＥＢ化改修を行うことで、ＺＥＢ化ニーズへの対応と普及促進を図るもの。竣工は平成２８年３月、運用開始を４月と予定している。
　同社はこれまでも、ＣＯ２排出量を実質的にゼロにする新築建物を設計するなど、超省エネルギーに対する取り組みを重ねてきた。東関東支店の実施は、同社における初めての完全ＺＥＢ化プロジェクトとなる。
　今回の改修では、最先端の外装を用いた外皮負荷の大幅な削減、地中熱等の未利用エネルギーを活用したエネルギー消費量の大幅な削減を図る。さらに、再生可能エネルギーを用いて「ネット・ゼロエネルギービル」を達成。加えてエネルギー供給量が消費を上回る「ネット・プラスエネルギービル」の実現を目指す。エネルギー以外においても、最新のＩＣＴを活用したワークスタイル、省エネと快適性を両立する「ウェルネスオフィス」、ＢＣＰの強化、それらを統合するデザインを目指す。