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ダイキン工業 低外気温時の暖房能力向上と省エネ性を実現 寒冷地向け高効率ビル用マルチエアコン
2015.09.21 17:48
ダイキン工業(大阪市北区)は17日、低外気温時の暖房能力と省エネ性を向上させた寒冷地向け高効率ビル用マルチエアコン「VRV H」シリーズ(22・4kW~95・0kW、全11機種)を来年2月1日より発売すると発表した。
ビルの消費エネルギーのうち約5割を空調が占めている一方、省エネ意識の高まりから燃焼暖房が主流であった寒冷地でもエアコンの採用が増加しており、エアコンの暖房性能の向上が一層求められている。これに対して、同製品は低外気温時の暖房能力を向上させると同時に、霜取運転時の室内温度低下を抑制するなど、暖房運転時の快適性を向上させ、さらに寒冷地向けビル用マルチエアコンとしては全馬力で業界トップクラスの省エネ性を実現した。新しい冷媒回路「中間インジェクション回路」の採用により、低外気温時も高い暖房能力を発揮し、外気温マイナス15度でも定格暖房能力を維持することができる。
また、更新時に既設配管がそのまま使えるなど、配管材削減や作業工程の短縮が可能な「VRV QH」シリーズ(22・4kW~77・5kW、全9機種)を発売し、寒冷地における空調機の更新需要にも対応するという。