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大建工業 文教・高齢者施設向け床材 対傷性・耐水性に加え新たに「転倒衝撃緩和昨日」を付加

2015.09.21 17:47

 大建工業(大阪市北区)は10月21日より、同社70周年記念新製品として幼稚園・学校等の文教施設や高齢者施設を対象とした床材「コミュニケーションタフ ケア」を発売する。
 同社は今月26日に70周年を迎えるにあたり、次の10年に向けて策定した長期ビジョン「グロウプラン25(GP25)」(5月に公表)において、これまで主力としてきた住宅分野だけでなく、公共・商業建築分野などの非住宅分野にも注力していく方向性を掲げており、同分野向け製品ラインアップの拡充を進めている。同製品はその取り組みの一環であり、中でも同製品は幼稚園・学校などの文教施設や高齢者施設を中心に提案を進めていくという。
 日本の高齢者や乳幼児の不慮の事故の多くは「転倒・転落」が原因で、同製品は床材の裏面に特殊な緩衝材(架橋ポリエチレン樹脂発泡体)を備えることにより転倒衝撃緩和機能を付加。柔道場の基準に近い加速度70G程度の高い性能を発揮し、転倒時の安全を確保する。これにより、万が一、子供や老人が転倒しても衝撃を吸収することができ、怪我のリスクを低減。施設の安全性を高めることが可能となる。床材の表面材に同社独自の加工を施すことにより、キャスター・車椅子などによる傷や水濡れにも強く、優れた耐傷性・耐水性を発揮する。国産材のクリやスギをはじめ、ビーチ(ライト)、チェリー、ウォールナット、オーク(クリア)、オーク(アンバー)、アッシュの全8種類から選択できる。




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