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日本土地建物 日土地虎ノ門ビルが各賞を受賞
2015.10.26 11:53
第14回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール「壁面・特殊緑化部門/日本経済新聞社賞」
平成27年度「港区みどりの街づくり賞」
日本土地建物(東京都千代田区)が所有・運営する「日土地虎ノ門ビル」は、都市緑化機構による第14回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクールにおいて、「壁面・特殊緑化部門/日本経済新聞社賞」と東京都港区が主催する「港区みどりの街づくり賞」の2つを受賞した。
「壁面・特殊緑化部門/日本経済新聞社賞」は、屋上・壁面など特殊空間の緑化が技術の一層の普及推進を図り、都市環境の改善を進め、豊かな都市生活の実現に寄与することを目的とし、これに積極的に取り組み、優れた成果をあげている民間企業・公共団体・個人等を顕彰されるもの。
受賞評価のポイントとしては、オフィスビルの地上から7階までの壁面、約240㎡を緑化した点。環境配慮型のオフィスビルで国内外の様々な環境認証を同時に取得。31mの高さまでルーバー上に多様な植栽を植えることで、足元廻りだけでなく、緑を空中にまで広げる工夫を行っている点が評価された。
「港区みどりの街づくり賞」は、港区が区内緑化の一層の推進を図るために平成16年に制定し、民間建築物の緑化施設のうち、特に優れたものに対して表彰されるもの。
今回、対象となる緑化施設は平成25年度に完了した建築計画に伴う緑化施設のうち、「港区みどりを守る条例施行規則第11条の緑化基準を満たしており、緑化完了届が提出されているもの」あるいは「港区みどりの活動員により推薦されたもの」となっている。
受賞理由としては、建物南側に10種類以上の植物を用いた壁面緑化を地上31階まで施している点。植物の育成環境に適した南側の壁面に緑化を施し、ルーバーを巧みに組み合わせて南面の日射を遮断した点。
四方を道路に囲まれた地上部に、壁面緑化のみならず、常緑樹でありながら季節感ある植栽が施され、施設利用者のみならず歩行者も楽しめる緑化空間を広げた点の2つが高く評価され、受賞に至った。
「日土地虎ノ門ビル」は、環境配慮型オフィスビルとして計画されており、中規模のオフィスビルながら20を超える省エネ・環境配慮技術の採用に加え、「CASBEE新築Sランク」、「LEED―CS2013GOLD」、「DBJグリーンビルディング認証プラチナ2013」など、国内外の環境認証を同時に取得した数少ない施設となっている。