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住友商事 中国における商業施設開発コンサル・PM事業に参入
2015.11.16 16:10
住友商事(東京都中央区)は、中国の商業プロパティマネジメント会社である上海利林置業有限公司(以下、利林)と合併で利林友商(上海)商業管理有限公司(以下、利林友商)を今月設立し、中国における商業施設開発コンサルティング・プロパティマネジメント事業に参入する。
住友商事は、100%子会社の住商アーバン開発(東京都中央区)とともに、湘南地区最大級のショッピングセンター「テラスモール湘南」や、百貨店からショッピングセンターへの再生事業である「MOMOテラス」などを通じて地域密着型の商業施設の開発・ノウハウを培ってきた。
利林は中国国内に幅広いネットワークを有し、多くの商業施設の運営管理を手掛け、商業施設のリニューアルや資産管理など、豊富な経験とノウハウを蓄積している。
利林友商は、住友商事と利林、それぞれの強みを融合し、中国国内で高まる質の高い商業施設の開発・運営ニーズに応えていく。また、住商アーバン開発が利林友商の業務の一部を受託して、日系ブランドも含めたテナントを積極的に誘致。商業施設の差別化やバリューアップに貢献する。
住友商事は既に中国でマンション分譲事業を行っている。将来的には日本で培ったノウハウを生かし、商業施設開発や、住宅と商業の複合施設の開発も視野に入れて事業に取り組んでいく。