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REAL BBQ 屋上バーベキューが副収入源に 集客力の秘訣はブランディング力
2015.11.30 17:47
あまり利用されることのないビルの屋上空間。もしもこの見逃されてきたデッドスペースをビルオーナーに収益を生むような空間にできるとしたら、ビル経営の新しい形が見えてくるのではないだろうか。
REALBBQ(東京都杉並区)ではビルの屋上を活用するソフトの提案として、ビルオーナーに対してバーベキュー場としての活用を勧めている。同社はもともと「日本にホンモノのバーベキュー文化を届けるために」を理念に掲げて、出張バーベキュー事業やバーベキュー用食材を販売するECサイトを展開してきた。
「そのような事業を展開する中で、お客様から『都内にバーベキューができる場所が少ない』という声を聞くようになりました。郊外に赴けばあるのですが、そもそも空きの土地や広い公園が少ない都内で探そうと思うと非常に少ないのです」と語るのは同社セールスマネージャーの松元裕介氏。ビルがひしめきあう都内で、そのようなスペースの確保が困難であることは想像に難くない。
その困難を解決するために、同社ではビルオーナーにはビルの屋上を活用することによって副収入を、バーベキューを行いたい人にはバーベキュースペースを確保するというニーズがマッチする提案を行っている。
「特に近年、ビルの屋上は緑化されているケースが多いです。このような屋上緑化をしているビルであれば、そこにソフトを持ち込むことによって副収入を生みだすスペースにすることができます」(松元氏)
同社は現在都内で6カ所の屋上バーベキュー場「REALBBQPARK」を展開している。来年度にはこの数を20にまで増やすことを念頭に展開を進めている。
また、宣伝・広報にも自信を持つ。ブランディングを得意としており、同社の事業はこれまでに数多くの雑誌・メディア媒体で紹介されている。そのため、集客力は同社ならではの力を誇っている。バーベキューという冬には行えない季節限定のものではあるが、松元氏によれば「ビルオーナー側にも相応の収益が見込めます。当社のこれまでの実績のなかから一例を挙げれば、約40?50坪程度で、月に300万~350万の収益をあげたこともあり、ここから当社への費用が抜かれますが、それでも相応の金額がビルオーナー側の利益として残ります」とのこと。数ある屋上活用のメニュー。副収入を生みだす屋上活用を考えて、ビル経営の基盤を強くしていくことを検討してみてはいかがだろうか。