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内田洋行 「+チェンジ」をテーマにしたオフィス家具を発表
2015.12.07 16:42
内田洋行(東京都中央区)は今月2日から4日にかけて、東京・新川にある本社にてオフィス展示会「UCHIDA FAIR 2016」を開催し、オフィスファニチャー(オフィス家具)の新製品を発表した。
新製品のテーマは「+チェンジ」。ソロワークやミーティングなどといった業務に応じたオフィス環境をつくることで、業務効率の改善やオフィスワーカーの創造性の発揮、さらにはチームやプロジェクト型業務の推進によって生産性の向上に繋がるというコンセプトだ。
記者会見内で同社の代表取締役 の大久保昇氏が「バブル後の20年の間に世界のGDPは2倍になっている中、日本は成長しておりません。これは日本の価値が半分になったということです。また、少子化も進んでいます。弊社では2022年には新卒者の数も減り、労働人口が減少すると考えています。そんな状況の中だからこそ日本は変化していかなければならないのではないでしょうか。また、オフィス環境も変化していく必要があります。オフィスワーカーが業務の内容に適切な場所を選ぶことができるオフィス環境をつくることで、生産性の向上やグループワークの効率化が可能となります。集中したいときやチームで業務を行うときに応じた場をオフィスワーカーが主体的に選んでいくことで、創造性が高まってきます。今回は会議室や打ち合わせコーナーといった様々なオフィス環境に対応していくことができる新製品を紹介します」と語った。
展示会では、天板の高さを3段階に可変できるオプションを搭載した「Arcene」、稼働型テーブル「PLENA」シリーズ、業務内容に合わせたデザインを選択できる木製チェア「Hazel」、4種類の形状を追加し、幅広いワークシーンに対応する「commonc Table」シリーズ、様々な会議に対応することができる会議室テーブル「MINDS」等を発表した。
その他には監視センターに対応し、ITシステムを備えたデスク「D-MOLO」の機能を強化した新モデル「D-MOLOオペレーションシステムモデル」や現在話題となっているマイナンバー制度によるセキュリティの強化の声に対応し暗証番号とICカードを組み合わせた運用が可能となっている収納庫「セキュレージNS」やホワイトボードに板書した情報をメールとして送信することができるネットワーク対応型電子情報ボード「メルボードMB」といったセキュリティやITを組み合わせたオフィスファニチャーも紹介した。