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三菱電機 設備用パッケージエアコンを発売

2015.12.07 16:38

 三菱電機(東京都千代田区)は、設備用パッケージエアコンの新製品として、ダイレクトドライブ方式の採用によりメンテナンス性と設置自由度の向上を実現した「ファシレアDD(ディーディー)」標準シリーズ9機種とオールフレッシュシリーズ7機種の全16機種を来年3月から順次発表していく。
 新製品の特長としては、室内機のモーターとファンインバーターを直結制御するダイレクトドライブ方式を採用。プーリーとベルトがなくなりメンテナンス性が向上している。従来のプーリー・ベルト駆動方式では静圧(室内機に接続するダクト内部の送風抵抗値)変更を実施する際、プーリーとベルトの交換作業が必要であった。今回、モーターとファンインバーターを直結制御するダイレクトドライブ方式を採用することで、プーリー・ベルトの交換作業が不要。メンテナンス作業も容易となっている。また、静圧を変更する場合はまた、リモコンで静圧変更作業を可能とし、溶易化を実現した。室内機の幅が従来機と比較して220mm削減の980mmと小型化することで設置面積を約18%削減し、設置自由度と搬入性を向上した。
 現在、様々な環境下で空調機を使用する製造業では空調機に対するニーズが多様化しており、より省エネ・汎用性・メンテナンス性の高い製品が求められている。同社は今回、室内機のモーターとファンインバーターを直結制御するダイレクトドライブ方式の採用によるメンテナンス性向上と室内機の小型化による設置自由度と搬入性の向上を実現した設備用パッケージエアコン「ファシレアDD」標準シリーズ9機種と、吸気に室内の空気でなく新鮮な外気だけを取り入れて冷暖房するオールフレッシュシリーズ7機種を発売していく。

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