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ステラリンク 一斉メッセージを配信するクラウドサービスを展開

2015.12.21 13:20

簡単操作と安価な運用コストで採用実績伸ばす
 ITサービスを幅広く展開しているステラリンク(東京都千代田区)。その中で、一斉メッセージ配信システム「オクレンジャー」(開発元パスカル)は、一般企業や自治体・教育・医療・福祉など、様々な場面で数多くの採用実績を残しているサービスだ。
 受信者が複数の場合におけるメッセージの一斉送信は、これまで送信者が受信者のメールアドレスを収集・管理して行わなければならなかった。「オクレンジャー」は利用者(受信者)がスマートフォンや携帯電話から自身で簡単な登録作業を行う事で利用可能となる。スマホアプリならメールアドレスすら不要。送信者がメッセージを発信することで、登録された利用者にメッセージが送信されるクラウドサービスである。メッセージの一斉送信というと、まず想起されるのが災害時における従業員の安否確認ではないだろうか。東日本大震災の発生後、企業のBCP(事業継続計画)対策がより強く求められるようになり、それに伴って従業員の安否を迅速に把握するためのシステム構築が各企業の課題となっている。
 メッセージの作成は一般的なメール作成画面と変わらず、件名と本文を送信者が編集する。送信先は登録した利用者全員だけではなく、部署単位など特定の受信者のみにメッセージを送信できるよう、事前に送信先をグループ作成することも可能だ。また、前述したような安否確認という用途のみならず、一般企業においては業務連絡の通知や出退勤の確認、自治体での導入例では住民向けの情報配信サービスとして「オクレンジャー」が活用されている。ステラリンクの担当者は「送信した相手がメッセージを確認したかどうか、送信者は未読・既読の状況を一括で管理することもできます」と、サービスの有用性を語る。
 「オクレンジャー」はメッセージの配信回数が無制限の「スタンダードプラン」と年間36回の「エントリープラン」があり、それぞれに地震発生時にメッセージを自動配信する通常タイプとライトタイプ、合計4プランがラインアップされている。料金は利用者(受信者)のID数によって変動し、利用者が50名であれば配信回数が年間36回の「エントリーライトプラン」で年額3万円、月額換算で2500円と運用コストが非常に安価であることも、「オクレンジャー」の大きな特徴の一つといえるだろう。




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